大会お疲れ様でした！いい感じに勝てたので軽く構築紹介と、感想等を書きます。今までの集大成と言える自慢のフワライドだけでも見てください！最後の方にためになるかもしれないこと言ってます。
考察
ルールを見て誰もが最初に考えた「ゾロアークやばすぎね？」から考察スタート。
まず、"ゾロアークは中間択を選ばざるを得ない状況を作るのが容易い"というのはS10の経験から学んでいた。
参考↓
https://usagi-chappy.hatenablog.com/entry/2023/10/05/201101
今大会では自分だけではなく相手も同様にゾロアークを使う可能性が高い。ゴースト統一の今回のルールで言えるのは"悪技を選びやすい"ということ。またゾロアークであればはたき落とすを採用するバリューが高いため、持ち物は機能しづらい。よってテラスタルなどをせず素直に受けて弱点保険を持たせるのが強いと考えた。そしてアイテム消費を誘導して全抜き性能を上げる軽技が強いことはS9の経験から学んでいた。
参考↓
https://usagi-chappy.hatenablog.com/entry/2023/09/01/214614
以上から、フワライドに目をつけた。そして力を吸い取るによる持久力があり、バトンせずとも単体で戦えるスペックがあることはS3の経験から学んでいた。
参考↓
https://yakkun.com/bbs/party/n4550
これらを合わせて、ABベース弱保軽技フワライドが完成。1ターン目から実質AS＋2↑になりながら殴るだけ。天然のラウドボーンはきついので道連れを採用して抗った。
超簡単に言えば
初手ゾロアーク合戦になる→お互い悪技しか撃てない→弱保発動させやすくね？→その動きで強いのフワライドじゃね？最強じゃん！
で考察終わり。10分ほどで辿り着いたが、これは私の今までの構築作りの経験によるものとも言える。
そんなこんなでどう考えてもフワライドが強いので、雑に強そうな後発2匹と取り巻きを考えた。まぁ大した考察をしてないので詳しい経緯は書かないが、とりあえずサーフゴーとカミは色々ミスりました。
(雑な)個体紹介
腕白A196 B252 S60(実数値108)
HB…意地ゾロアークのはたき＋影撃ち確定耐え
S…最速ドラパ＋3
今大会の主人公。先述した通り2秒で初手選出してはたき落とすだけ。攻撃されない限りは、この動きだけではまだ本物であると判別できないのも強いポイント。また小さくなるフワライドが初手に来る可能性は低いので、ゾロアークであると認識させやすい。
実際の動きとしては、初手ゾロアークに下からはたき→上からはたきで突破した後、ミミッキュ等の物理アタッカーが来ればちかすいで回復したあとはたき＋アクロバットでワンパン。その後3体目に道連れを押して終了。この動きだけで多分10戦以上は拾っている。弱保でムキムキになった上ではたきを見せているので道連れ警戒をしている余裕はなく、ほぼ通った。サフゴにも効く仕様でほんとよかった。後発のブエナカミは嫌だが、HPをそこそこ確保していれば1発耐えて返しのアクロバットでワンパンできるので、まぁ大丈夫。初手から来られるとさすがにきつい。
トリックされると大幅に弱体化した上で相手が弱保発動してムキムキになるというヤバすぎるパターンがあるが、それ以外は強かった。硬いサフゴやラウドが来ても道連れで持っていけるので、1-2交換は最低限やってくれるというぶっ壊れ感。ただ、後半では道連れ警戒で無効技を撃ったりしてくることが結構あり、そういうえらすぎる人には苦戦した。フワライドを使っている人は全然見なかったので少し不安だったが、ちゃんと最強だったので安心した。
自分が初めて最終3桁を取ったのはフワライドのおかげだったので、結構好き。実はバトン型のフワライドを使ったことがない。
陽気H4 A252 S252
フワライドはブエナ神ぐらいにしか負けないので、それに死に出しして勝つために報復を入れているのがミソ。電磁波サーフゴーなんかも突破できるので強かった。呪いの枠は諸説。ビルドソウブレイズに勝てたのでまぁ強かったかな
意地H4 A252 S252
ふつーのASミミッキュ。フワライドで荒らしてミミッキュで殴ればだいたい勝てる。シャドクロがそもそも無いのだが、謎に悪テラスとか切られてじゃれが抜群で入ることが多々ありラッキーだった。
穏やかH252 B12 D244
ラウドに勝つためのHDラウド。何故か電テラが多かったので全ラウドに勝った。だが選出しないせいで負けた試合も多く、そこはかなり反省点。もっと信用するべきだった。
図太いH228 B252 S28
色々終わってる眼鏡サーフゴー。HBで使いたかったので隠密持ってる型を流用したら技構成を変え忘れた。そして対面する相手が電磁波カミとラウドばっかりだったので物理攻撃を一度も受けていない。努力値調整も技もすべて弱かった。
実質2つしか技が無かったが、鋼テラスゴルラを撃ってるだけで何故かめっちゃ活躍した。
臆病H196 B252 S60(実数値179)
失敗作。挑発でトリル展開を止めつつ痛み分けしてなんやかんやしたかった型。サフゴのために瞑想を入れてるのにサフゴに打点がないのが終わってる。せめて電磁波でも入れとけば何かできたかもしれないが、ほんとに弱かったので一戦負けてから2度と選出しなかった。
基本戦術
初手フワライドでテラス切ってでも荒らす
ゾロアークをブエナカミに無事着。
ラストミミッキュ。
ラウドがいたらラウドorサフゴ選出
まぁそんな感じで勝ってました。
感想とこれからの話
選出やプレイング次第でもっと上に行けた気はするが、結果はともあれ机上論型が最初から最後まで強かったのがほんとに嬉しかった。
また、今大会のような限られたプールで、かつ途中でパーティ変更ができず環境が回らない状況下では明確な勝ち馬が存在することを知った。ランクマッチでは強いポケモンが多くいる中で環境の流れから最終日の勝ち馬が決まるが、今大会では最初から解答が存在していたということだ。タネあかしをしたくないので事前の仲間大会等には一切参加せず様子見だけをしていたが、フワライドに関してはこれがよかったのかもしれない。ただ、実際フワライド以外のポケモンは微妙な型が多いのでそれらの修正案を模索する必要は絶対あった。フワライドは強いのにもっと上に行けなかったのはプレイングもあるが、取り巻きの完成度があまりにも低かったから。反省します。
で、ここからが本題。今回のゴースト限定ルール、選出画面で何を考えてましたか？おそらく多くの人は"想定内のポケモンしか並んでおらず、事前に決めておいたポケモンを選んでいた"んじゃないでしょうか？少なくとも、選出時間が足りない！ってなった人はいないと思います。また、初手はゾロアークの可能性があるのでいきなりエースを出して暴れるわけにはいかず、無難な初手要員を用意していたと思います。つまり、見せ合いをしているにも関わらず最初から初手要員を決めて構築を組んでいる。普段のランクマッチでもそういった構築はありますが、今大会ではそれが顕著だった気がします。
これが何に繋がってくるかというと、次の竜王戦です。知ってる人が多いと思いますが見せ合い無し3on3であるため事前に通りやすい初手、それに続く2匹を考えなくてはなりません。そして相手もそれを意識した構築作りをしているということ。これがトリックマジックと似ていて、この少しの"歪み"から普段のルールとは違った明確な勝ち馬が存在しうると考えている。この前提を忘れずに、仲間大会等に参加しつつ考察を重ねていきたい。
まぁ簡単に言えば、竜王戦は考察と構築ゲーな気がするから事前準備次第では強い人にも勝つチャンスあるよね！トリックマジックで気付かされたわ！ってこと。次の竜王戦ではもっと上に行きたいな〜！おわり！
